| ２００８年７月３日（木）「パブロフの娘」 |
保育園からの、ママと一緒の帰り道。 途中の自動販売機でオレンジジュースを買うのが、まのちゃんの楽しみでした。
先日の帰り道は雨。 まのちゃんの大嫌いな雷に怯えつつ、いつものように自動販売機でオレンジジュースを買い、取り出した瞬間、
ピシャッ！ ガラガラガラ！
以来、まのちゃんは、ジュースを買わなくなってしまったとさ。 どうやら、ジュースを買ったから雷が落ちたと思ったらしい。 あんたパブロフか。 TOPへ
| ２００８年７月４日（金）「とまどいのトム＆ジェリー」 |
トムとジェリーって、教育によくないですよね。
「パパ、どうしてトムはバラバラになったの？」
「パパ、どうしてジェリーはおそらをあるけるの？」
「パパ、どうしてトムはつぶれたの？」
「パパ、どうしてジェリーはわらってるの？」
「パパ、おんなのこのジェリーはなんなの？」
「パパ、どうしてトムははだかになったの？」
「パパ、どうしてトムはしっぽがのびてるの？」
「パパ、どうしてトムはふくらんじゃったの？」
「パパ、どうしてトムはとぶの？」
「パパ、どうしてトムは落っこちたの？」
「パパ、どうしてジェリーは落っこちないの？」
説明できんわあ。 ぼけえ。 TOPへ
| ２００８年７月７日（月）「Ｍ女史からの手紙」 |
帰宅すると、愛娘・まのちゃんが、手紙を見せてくれます。 最近は、文字に並々ならぬ関心を持っているまのちゃん。 ひらがな・カタカナが一覧表になっている下敷きを見ながら、ひとつひとつ文字を書いては、帰宅したパパに「手紙だよ！読んで読んで！」と渡してくれるのです。
鏡文字や、ところどころ間違いも多いので、解読には苦労します。 ある心理士は、「小学校に上がった後、（鏡文字等の）の矯正に苦労するので書かせない方がいい」とか言うのですが、小さな娘の「やる気」をスポイルする方がよっぽど問題だと思うので、わが家はお手紙推奨、誉め倒してノセてます。 何よりも、これはもう明らかに娘の成長の証。 親としては嬉しい限りなのです。
「いろえんぴつのくろをください どようびにかて（買って）ください」
「かばんがほしいです おやすみのひにかて（買って）ください」
「らんどせるがすきです しょうがっこうのやすみにかて（買って）ください」
物欲の成長の証ですが。
「ぴんくのけいたい お かて（買って）くささい」
早いわ、まだ。 TOPへ
| ２００８年７月１４日（月）「極悪しずくちゃん」 |
日曜日朝のアニメに、「しずくちゃん」というのがあります。 水滴、泥水、鼻水など「水」をモチーフにしたキャラクターのアニメです。 就学前の女児を対象にした、それ自体は微笑ましい番組なのですが、番組の終わりの宣伝コーナーでビックリ。
『しずくちゃんケータイサイト』
こらあ。 なんばしよっとか。 幼稚園・保育園児に携帯所持をあおってどうするんじゃ。 この時点で、このアニメはひねもす基準極悪番組認定。
「パパ、しょーがっこーにいったら、ぴんくのけーたい、かっていい？」
だから早いってんだよ、まだ。 こんなこという愛娘が、けーたい買えばしずくちゃんが見られる、と気づいたらどうするつもりだ（現時点では、ケータイにおける「ネット」は理解できてません）。 もう見せんぞこのアニメ。 もう見せん。
日曜日の朝、早起きできればね・・・・。 勝手にテレビつけて、見てるんだもの＞娘。 TOPへ
| ２００８年７月１８日（金）「他人の顔」 |
愛娘・まのちゃんも来年は小学校。 会話が成立するようになるにつれ、顔つきがどんどん変わり、いい顔になってきました。
物心つく前の幼児って、基本的に、自分の意思をあまり持たない、いってみれば「動物」の顔をしているな、と昔から思ってました。 特に、「目」が違う。 目に「思い」、「考え」、「意思」があるかどうかが重要です。 自我が形成されるに連れて、目の輝きが違ってきます。
この幼児の顔つきの変化を、私は「人間になりつつある」と状態、とつねづね表現しております。
私 「最近、良い顔になってきたね」
娘 「ええ？よいかおじゃないよ。まのちゃんのかおだよ？」
私 「大人の顔になってきたって言いたいのさ」
娘 「おとなじゃないよー！まのちゃんこどもだよー！」
私 「えーっと、お姉ちゃんになってきたって言うか」
娘 「まのちゃん、おねえちゃんじゃないよー！」
妻 「あのね、まのちゃん、顔が変わってきたってことよ？」
娘 「かわるの？！ かおがかわるの？！」
血相を変えて、鏡に走っていくまのちゃん。
娘 「まのちゃんのかおだよー！ かわってないよー！ へんなこといわないで！」
人間になるには、もう少しです。 TOPへ
| ２００８年７月１９〜２３日（土〜水）「まのちゃん in グアム」 |
保育園最後の年の記念旅行、愛娘・まのちゃんの初めての海外は、グアムとなりました。 かの地でのまのちゃんは、こんな風。
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出発便が朝早いので、成田空港至近の、ホテル日航成田に前泊しました（一泊でもすれば、２週間までクルマを無料で駐車場に置かせてくれるのです）。
私 「さ、着いたよー」
娘 「ここ、グアム？ グアムに着いたねー」
成田です。
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窓からは、ホテルのプールが見下ろせます。 さっそく、入ろうと主張する娘。 明日からいくらでも入れるのに、と思いつつも、つきあう私。
バチャバチャバチャ。 楽しいねえ。
満足そうなまのちゃん。 終わってもご機嫌です。
娘 「あしたもここに入ろうねー」
成田ですってば。 明日はグアムだよ。
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外人嫌い、英語嫌いのまのちゃん。 ノースウエストの機内でも、大男の白人のキャビンアテンダントを見て固まってました。 黒船来航の時の浦賀の人ですかキミは。
でも、グアムで、現地の人と接しても、ぜんぜん問題なし。 白人でなければいいようです。 ・・・・だから幕末の人かっ。
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ホテルの隣の、ザ・プラザというショッピングモール。 子供服店に食いつくまのちゃん。
ピンクと白のシマのワンピースを指さして、「これ！これがいい！」
５３ドル（カード精算で6000円弱）です。 うわあ。 高いもん選ぶなあ。 やるなあ。
「あーっ、それいいヨ！人気あるヨ！」
店員の、現地のオバちゃんが、片言の日本語で話し掛けてきました。 平日の昼間ゆえ、さして大きくない店には、小さな子を連れた私ら家族のみ。 しかも、その小さな子は天使のように可愛いと来ています（なんとでも言え）。 オバちゃんには、カモがネギしょって、いえチャモロですからチキンがココナツしょって来たとしか見えていません。
店 「これネ、Kingkow ってブランド、ヨ」
店 「日本に入ってないヨ」 ※日本にもあります。香港のブランドです。
店 「モノはいいヨー、可愛いシー」
まあ、この旅行でまのちゃんには何も買う予定がないので、これぐらいいいかと、買う気を出した私。
娘 「このシャツも欲しいー」
私 「おまえなあ、そう次から次へと・・・」
店 「そのシャツいいヨー！可愛いヨー！」
店 「トシいくつ？ ６歳？」
店 「大きいネー、１０歳ぐらいに見えるヨ！」
店 「お子さん何人？一人っ子？」
店 「一人っ子、いいネー」
店 「オトウサン、一人っ子、もっとお金かけてダイジョウブだヨー」
何が大丈夫かわかりませんが、カモネギが「背中にシラタキ積んだ牛」に昇格した模様。
店 「そのシャツいいヨー！可愛いヨー！」
店 「このスカートが一緒なのヨ！ほら、組み合わせると可愛いネー！」
結局、全部買わされました。 しかし、なんでノリが田舎のオバちゃんみたいなんだ。
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「大きく見える」は、奥さんが執着を見せるブランド、コーチの店でも言われました（もう３日目だったので、流石に世間話ぐらいはカタコトの英語で可能）。
そう言えばこの「コーチ」、店員が妙にフレンドリー。 ＤＦＳギャラリア内のコーチでは、まのちゃんが戯れにビデオカメラを回していたら、レンズの前に回り込んでＶサインを出してる店員の兄ちゃんがいました。 ヒマなのか兄ちゃん平日の昼。 ごめん、それにファインダー覗いてるだけで、テープ回ってねんだ。 すまんのう兄ちゃん。
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海とプールでのまのちゃん。
［初めて水に潜ったまのちゃん（水中撮影）］
［初めてカヤックに挑戦するまのちゃん（後ろのデブは私）］
海辺には、他にも足こぎ自転車風ボート、普通のボート、様々なものが並んでましたが、黄色い舟がいい、という希望で乗ったのが写真の舟です。
私 『舟は黄色か。それはオールだ。舟かオールか使うか。黄色にボート。いくらですかプリーズ？』
親父『手漕ぎボートかい？ １３ドル５０セントだよ』
私 『黄色だ。舟を黄色。違うから手漕ぎ。カヌー。見えるまっすぐ』
親父『あれはカヤックだよ？ １３ドル５０セントでいいんだよ』
私 『私は注文する。妻は歩く。浜辺に立っている。娘に船の上は楽しい』
謎の吟遊詩人のような会話ですが、どうにかカヤックの調達に成功。
親父『ところでだな・・・・』
私 『ところは場所だが？』
親父『５０ドル出せば、あの海に浮かんでいるボートは、一日中いくらでも使いたい放題だぞ？』
妻 「５０ドル？ えーっと・・・」
私 「ちょっと待った！出さんでええ出さんでええ」
そんなもん１日中乗りませんがな。 だいたい、漕ぐのは全部俺じゃないか。
予想通り、１０分ほどで降りたまのちゃんでしたが、「外人が怖い」ウォーターワールドに行かなくても、薄暗いプラネットハリウッドでメシを食わなくても、また新しい体験が出来たのでよしとしましょう。
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帰りのグアム空港。 ドルのキャッシュを使い切ろうと、土産物屋に寄りました。 オモチャも並んでます。
娘 「このケータイ、ほしいー」
ディズニーのオモチャです。 話しかけると返事してくれるヤツです。 高いものでもないので別にいいんだけれど、どう考えてもそれ、英語で返事するぞ？
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成田から帰宅の途上。 まのちゃんの感想。
娘 「楽しかったあ、グアム」
妻 「そう！ よかったね！」
娘 「で、もう行かなくていい」
私 「はあ！？」
娘 「こんどはほっかいどう行きたいー」
決めるな。 もう来年を決めるな。 TOPへ
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