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２００６年８月３日（水）その１「パパだけが〜軽井沢おもちゃ王国その１」
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ものすごく暑かった軽井沢に行ってきました。 目の中に二階から落としても痛くない愛娘・まのちゃんは、どうせどんな遠隔地に行っても覚えてなかろうということで、今年の夏休みも近場です。 お目当ては、その愛娘のための「軽井沢おもちゃ王国」。
以前に書いた後楽園にある同名の施設と同じ経営で、玩具会社の供出した様々なおもちゃで自由に遊ぶことができます。 もっとも、敷地も広いですから観覧車やジェットコースターなどのアトラクもあり、要するにミニ遊園地です。
行ってみりゃあ、気温３０度を越すカンカン照り。 避暑に来たはずなのにこの暑さはなんなのよ。 まのちゃんがまず食いついたのが、キッチンなど生活オモチャがある小屋。 子供向けゆえそれほど冷房を効かせていないため、大人として快適とは言いがたい環境ですが、元気なまのちゃんは聴診器をつけて、メルちゃん（と言うらしい）人形を診察です。
娘 「おなかをモシモシしまーす」
娘 「はい、背中も開けてください。モシモシしましょう」
子供がお医者さんごっこを好きなのは、医師や病院というものが、物心ついてから真っ先に接触する親族以外の他者であり「社会」であるからなのでしょうね。 などとしみじみと感心しつつ座って見ていると、とててててと私のところに駆け寄ってきて、いきなりＴシャツをめくられました。
娘 「パパのおなかもモシモシしましょー」
あううう。 か、可愛いなあ。
その後は、シルバニアファミリーなど様々なおもちゃ小屋や、炎天下の野原を駆け回るまのちゃん。 嬉しそうではあるのですが、旅行とセットで買ったこのチケットは乗り物乗り放題で、その分高いの買ってるわけよわかる？。 もったいないから、もっと乗り物に乗ってくれんか。 動くから涼しいだろうし。 この遊園地じゃ数少ない現金精算の、池袋東武の屋上でも乗れるアンパンマンやきかんしゃトーマスに200円ずつ払って乗るのはやめてくれんか。 ああっ。
今度はゲーム機にコインを入れるなあっ。
うだるような暑さにグッタリ気味の親の無言のプレッシャーが通じたか、ようやく観覧車などアトラクションに乗り始めました。 ただね・・・。
・観覧車： 親子３人で乗る
・回転木馬： 奥さんが同乗
・回転ヒコーキ： パパは乗れないので奥さんが同乗
・電気カー： パパは乗れないので奥さんが同乗
・ジェットコースター： パパは乗れないので奥さんが同乗
・コーヒーカップ： パパは乗れないので奥さんが同乗
ほとんどのアトラク、
俺ケツが入んねんだ。 私は、頭に濡れたタオルをのっけていても１時間後に乾く地獄の業火の下でビデオ係です。 あああ暑い暑い暑い。
娘 「パパー、あれ乗るー」
おおう、パパをご指名ですか。 そうかそうかあれならパパも乗れそうだね。 よしよし一緒に乗ろー、って
空中自転車かよ。 自分でこぐヤツかよこのクソ暑いのに。 なんでパパのときだけ？
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２００６年８月３日（水）その２「子供たちの沈黙〜軽井沢おもちゃ王国その２」
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「軽井沢おもちゃ王国」で最後にまのちゃんがたどり着いたのは、これぞ女の子の定番オモチャ「リカちゃんハウス」。 あたしも遊んだわよー、やっぱりまのちゃんも女の子よねーと奥さんが昔を懐かしむのも最初だけ。 なにせこの小屋、クーラーが効かないどころから最初からないんだよ。 じっくりねっちりリカちゃんで遊ぶまのちゃんをアイスやカキ氷を食べながら眺めていても、小１時間ともなると汗は最早流れるのをやめ蒸発してカラダの周りに漂うレインボーダッシュ７火の化身状態。 このままでは焼け死んでしまうとそろそろ撤退通告です。
私 「まのちゃん、そろそろ終わろ？」
妻 「他のところいこ？ ほらあそこ、楽しそうだよ」
娘 「やだ。リカちゃん」
妻 「ね、アイス食べない？」
娘 「ダメー。リカちゃん遊ぶのー」
ジュースやら何やらで釣ってもダメ。 しかたなく、禁断の最終兵器が炸裂。
妻 「わかったわかった。じゃあリカちゃん人形買ってあげるから」
娘 「W (°O °) W」
私 「門のところのショップに置いてあったら」
妻 「そうそう。なかったらダメかもねー」
娘 「＼(^O^)／」
娘、聴いてません。
で、帰りがけにショップに寄ってみました。 ずんずん中に入るまのちゃん。 地産のみやげ物や民芸品ばかりで安心したのもつかの間、棚を曲がったら、ありました。 ありやがりました。 あったどころか、何人も何人も。 ピンクや青、黄色のオベベをまとったリカちゃんたちが。 まのちゃん、それを目ざとく発見。
ところが、固まってます。
リカちゃんたちをじーっと睨んだまま、固まってます。
息を呑んで見つめるわが夫婦。 どうした？まのちゃん。
もしかしたら、小屋にあったリカちゃんと同じものだと気づいてないんじゃないか？
もしかしたら、目当てはピエールくんだったのか？
もしかしたら、小屋のズタボロのリカちゃんと比べて違和感があるのか？
どうした？ まのちゃん。 なぜ黙ってんの？
緊張する空間。
「これ」
やにわに、ピンクのリカちゃんを指差しました。 なんでえ
欲しいものを吟味してただけかー！ しかも、「これ」って言ってるのにかかわらず、なぜピンクと青の二つとも手に持ってるのか？！
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