ひねもすサウンドトラック Composer's Profile
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カーター・バーウェル
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［米］ |
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Carter Burwell
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デビュー作
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ブラッドシンプル (1984)
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主なジャンル
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オーケストラ
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曲の傾向
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憂鬱
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よく組む監督
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コーエン兄弟
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カーター・バーウェルは別にファンという訳ではありません。ではなぜ、それなりの枚数を持っているかと言うと、そもそもは、ティム・バートン監督の映画が私にはピンと来ない、という理由によります。なんのこっちゃ？でありますが、ま、聞いてつかあさいや。
バートンの映画に「マーズ・アタック！」や「バットマン」というのがありますが、世間では割と「通」に評判のいいこれらの映画、実は私はそんなに面白いと思わないのです。ところが、なんでもこの手の映画は「ブラック・ユーモア」だそうなので、つまりは、私には「ブラック・ユーモア」がわからないということになりはしないか。これはちょっと寂しい。そこで、現代のブラック・ユーモアの旗手と言われているコーエン兄弟の映画を見ることにしてみました（ほんとは「キャッチ２２」とか「怪船マジック・クリスチャン号」とかを見直したいのですが、レンタルビデオ屋で見つからない）。すると、兄弟の映画をほぼ担当しているバーウェルの音楽に出会うことになり、イキオイ、数を聴いてしまう羽目になったのでした。以上、風が吹けば桶屋が儲かりましたの一席。てけてんてんてれつくてんてん････。と、ここで終わってはいけない。
カーター・バーウェル。生年等の経歴不明。別に覆面作曲家と言うわけではなく、単に
私が資料を持っていないだけ（「ブラッドシンプル／赤ちゃん泥棒」のＣＤを買えばきっと載ってるので、その際にまた追加します）。担当作品はコーエン兄弟の一連の作品（「バートン・フィンク」「ファーゴ」）の他、「チェンバー・凍った絆」「陰謀のセオリー」「アサシンズ」など、よく言って個性的、悪く言えば鬱陶しい映画を連続して担当しています（「ドク・ハリウッド」や「未来は今」などコメディもありますけどね）。
その音楽は映画の内容通り、一言で言って「憂鬱」。の、傾向の曲が多い。チェロなどのストリングスと木管が絡んで陰うつな世界を見せてくれます。ただし、無機質という訳ではなく、人間的な音ではあります。
ちなみに現実音を効果音ではなく音楽として使うテクニックもたまに使い、「ファーゴ」では時計の秒針の音を、「陰謀のセオリー」では、通信機の送信から受信に切り替わる時のノイズ音をリズムセクションとして使うようなコワザも聴かせます。
■主要ＣＤリスト（とりあえず私が持っているもの）
ミラーズ・クロッシング MILLER'S CROSSING 1990
ファーゴ／バートン・フィンク FARGO／BARTON FINK 1996,1991
未来は今 THE HUDSUCKER PROXY 1994
アサシンズ ASSASSIN(S) 1997
陰謀のセオリー CONSPIRACY THEORY 1997
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