| ２００６年９月２日（土）「お絵描きディナー」 |
まのちゃんが、描いてはすぐ消せるお絵描きボードで絵を描いてるのを眺めてます。
私 「なに描いてるの？」
娘 「くつー」
いきなり、その上に塗りつぶすかのようにぐしゃぐしゃと線を描き始めました。
私 「あれ、それは何？」
娘 「『コワイ』描いてるの」
なるほど、確かに怖い。 ここで私を見つめてニタッと笑ってペンで目を突いてきたりするとちょっとしたホラーですが、もちろんそんなことはしません。
私 「ホントだ。怖いねー」
娘 「怖いじゃないよ。イチゴだよ？」
ぐしゃぐしゃの線は急にイチゴに変身。 どう見てもそうは見えませんが。
娘 「はい、イチゴ。どーぞ」
見えないイチゴを指でつまんで、私に食べさせ、自分でも食べてます。 可愛いじゃないですか。
私 「モグモグ。イチゴ、おいしいね」
娘 「もぐもぐもぐ。おいしーねー。次はリンゴ描く？」
私 「いただきます」
リンゴ、トマト、バナナと次から次へと描いては、つまんで食べさせてくれます。 最近はゴッコ遊びもかなり増えてきて、見えない商品を売ってくれたり、見えない水を飲ませてくれるまのちゃん。 もちろん、ゴッコではあるのですが、彼女の目は真剣です。 まるでそこに実物があるかのようにリアルです（動作が）。
私 「今度はなに描くの？」
娘 「スパゲッティ」
お皿とおぼしき円形に、熱心にグシャグシャの線を描き終えました。 そして指で麺（らしきもの）をつまみあげようとしてちょっと考え、ペンを私に突き出しました。
娘 「フォーク描いて？」
あいよっパパ了解。 まのちゃんのお絵描きディナーは、あくまでもリアルです。 適当に描いて上げると、見えないフォークをつまんでスパゲッティにちょっとつけ、自分の口に入れました。
娘 「もぐもぐもぐ」
私 「おっ。どう？スパゲッティおいしい？」
娘 「え？ フォーク食べてるんだよ？」
彼女のディナーは、あくまでもリアルです。 TOPへ
| ２００６年９月８日（金）「声援」 |
日ごろから健康に気を使っている義母が、トレーニング中。
まのちゃんが、それを見て応援しています。
娘 「おばあちゃん、ゆっくりがんばって」
義母がやっていたのは太極拳のマネ。 ん。 正しい声援。 TOPへ
| ２００６年９月１３日（水）「はじめての手料理」 |
先日の金曜日、まのちゃんが、初めて私に料理を作ってくれました。
子供のくせに、晩飯食べたくせに、どうしてもお腹が減り、夜食をムシャムシャ食べているのを眺めておりました。
娘 「パパは？」
私 「え？ パパは、晩御飯、食べたもの」
娘 「パパも食べよ？」
はいはい。 もそもそと準備しだした私を見た愛娘。
娘 「まのちゃんが！」
私 「え？」
娘 「まのちゃんがやるよー！」
おお。 テキパキと用意を始めるわが娘。 自分だけ食べていることに対する父への気遣い、そして父のためにいそいそと料理をしてくれる。 ああ。 なんと優しい娘に育ったことか。 おまえの手料理がもう食べられるとは、パパは嬉しいよ。 そしてその優しい気持ち。 ぜひそのまますくすくと育っておくれ。
娘 「はい！」
私 「おおう、こんな立派な料理を！素晴らしい」
娘 「はいどうぞ！」
ありがとう。 実に美味しかったよ。 君がマーガリン塗ってくれたトースト。 TOPへ
| ２００６年９月１８日（月）「お絵描きしながら」 |
私 「なに描いてるの？」
娘 「自動車！」
私 「ほー上手。これはなに？」
娘 「雲だよ」
私 「お、それも雲だね？」
娘 「これは雲じゃないの！おばけ！」
私 「なんだそりゃ」
娘 「じゃあ、お化け屋敷描くね」
私 「お化け屋敷好きなのか？」
娘 「まのちゃんお化け屋敷きらいだよ」
私 「なぜ描く」
娘 「ほら、お化け」
私 「上手上手」
娘 「足があるんだよ？」
私 「お化けに足はないだろう」
娘 「足があるの！」
私 「足がないからお化けなんでしょ？ 妖怪ならあるけど。唐傘お化けとか。あれ？あってる」
娘 「足のあるお化け。ゆーらゆーら」
私 「ゆーらりゆーらりゆーらららー。ここはどーこの細道・・・って、なんで「河童の三平妖怪大作戦」の歌なんか知ってる？！」
いや、教えたわけじゃないし、まあ偶然なんでしょうけど。 とにかく、絵はうまくなってます。 TOPへ
| ２００６年９月２４日（日）「漕げないアヒル」 |
週末、石神井公園というところに行って来ました。
娘 「アヒルに乗ったねー」
アヒルとは、そうスワン型の足こぎボートのことです。 １年半も前に一度だけしか乗っていないのによくも覚えているもので、その記憶力には感心します。
私 「じゃあ、アヒルに乗ろうか」
娘 「黄色いフネに乗るー」
私 「アヒルじゃないの？ ローボートのこと？」
娘 「ローボートー」
オールを使う、ごく普通のボートのことです。 本人の狙いはボートに乗ること自体ではなくオールにあったようで、途中から両ひざの間に座らせてオールを持たせたらもう大喜び。 私が漕ぐごとにアタマにガッツガッツあたるにも関わらずきゃあきゃあ笑っております。 いや、こっちは５年ぶりにボートなんぞ乗ったので、腕が笑っておるのですが。
<<二人漕ぎは禁止されてます>>
３０分の行程を終え、ボートを降りました。
娘 「アヒルも乗りたーい」
妻 「アタシは漕がないからね。あなた頼むわよ」
冗談じゃない。 腕じゃなくて膝まで笑うわ。 大体、前回はつまんなそうにしてたじゃないかよ。
私 「まのちゃん、アヒルもいいけどキミは漕げないからね？足が届かないんだから」
娘 「・・・・。焼きそば食べるー」
体験重視タイプの娘で助かりました。 もう少し大きくなったら、いくらでも一緒に乗ってやるからな。 ただし、全部漕いでよ？ TOPへ
| ２００６年９月２７日（水）「遅刻してきた言葉」 |
言葉が遅いことを随分と心配した愛娘・まのちゃんですが、最近はようやく会話が出来るようになってきました。 まだまだ、抽象的なこととかは難しい点もあるようですが、一応、会話は成立しています。
私が寝っ転がってると、「パパ？こんなとこで寝ちゃだめでしょ？」
その日の保育園のことは、「おままごとしたよ。Ａちゃんとねー、Ｂちゃんとねー」
お風呂では、「あがんないよ！まだシャボン玉するのー！」
お絵描きに夢中で寝ないとき、あと２回描いたら終わりだよ、と言ったら「ううん、５回まで！」。 交渉までしやがります。
少し前、言葉を心配していた時は大変でした。 例えば、寝かしつけながらその日の保育園のことを問うても、どうも回答が怪しいのです。
私 「今日は保育園いったんでしょ？楽しかった？」
娘 「楽しかった」
これだとただのオウム返し。 １才の時ならＯＫだけど、４才ではそうもいきません。 そこで、オウム返しの出来ない質問も浴びせてみます。
私 「保育園でお昼ゴハンはなに食べたの？」
娘 「・・・。うーん。スープ食べたー」
なんだ、ちゃんとしゃべれるじゃん、と思ったのもつかの間、奥さんに確認してみると「え？今日はうどんだよ」とのこと。 あーあ。 デタラメ言うんじゃまだ駄目じゃないかあ。
そんな風に毎日毎日、今か今か今しゃべれるのかと考えていた頃に比べれば、多少ロレツが怪しいことなんてケンチャナヨ。 まのちゃんの言葉は急速に進歩しています。 本当に良かったねまのちゃん。 まあ後は、ゆっくり育っておくれ。
私 「ただいまー」
娘 「パパおかえりー！」
私 「おーう。元気にしてましたかー？」
娘 「あのねー、唐揚げ食べて、オニギリ食べて、パン食べて、バナナ食べて、納豆ゴハン食べたよー」
えーーーーー？。 またデタラメですか。 もう、心配のタネがつきません。
妻 「あ、全部ホントだよ。全部食べたよ」
別の意味で心配です。 TOPへ
| ２００６年９月３０日（土）「自転車に乗って」 |
♪自転車に乗って ベルを鳴らし
♪となりの町まで イヤなお使いに
まのちゃんが、ピンクの自転車が欲しい、と言い出しました。
そりゃ買ってあげてもいいけどさ、キミ、乗れるのか？ 保育園では乗っているって聞いてるけど、今まで何度もチャレンジして、乗っているのを見せてくれたことないじゃない。 以前に行った交通公園でも、いきなり小さい子供向けのクルマのオモチャだったし。
じゃあ、見せてもらおうじゃないか。 それ次第では、買ってあげないでもない。 そこで、やって来ました久しぶりの板橋交通公園。 ほら、「幼児広場」で自転車貸してくれるよまのちゃん。 乗ってごらん？ ・・・ああっ。 それ違うって。
<<資料映像：昨年１１月のまのちゃん>>
だから、それは小さい子供が乗るもんでしょっ！ ほら、こっちにピンクの自転車があるから。 ホントに乗れるの〜？ パパとママは何度も挑戦して、もうあきらめ気味だよ・・・。
おおっ！ 乗ってる！ 乗ってるよ！
しかも疾走してるよ！ けっこう走ってるよ！
<<得意げな顔をするまのちゃん>>
いやあ、ようやく、自転車に乗れるようになったねえ。 周りには、彼女より小さいのにもっとガンガン走ってる子はいっぱいいるけど、そんなのは関係ありません。 成長なんて人それぞれ。 とにかく、歩きだすのが遅い割りに身体の成長が早くて、三輪車に乗れるころになったら足が余ってまったく三輪車体験が出来なかった彼女です。 親としては、素直に嬉しい。
まあ、これだけ乗れるなら自転車を買うのもいいでしょう。 でも、こういうのポンポン買うと教育にはよくないですな。
娘 「ピンクの自転車は？」
妻 「そうね。クリスマスプレゼントかな？」
私 「サンタさんが来てくれるよ？」
娘 「プレゼント・・・」
私 「それまで待ってようね。さあ、明日はどこに行きたい？」
娘 「じいじとばーちゃんのところー」
私 「は？ いきなりなんで？」
娘 「プレゼント！」
妙なところに知恵が回るな。
<<Ｖサインのまのちゃん>>
♪そして帰りは 本屋で立ち読みよ
♪自転車に乗って お家に帰る
♪自転車に乗って 自転車に乗って
♪ちょいとそこまで 歩きたいから
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