| ２０１０年３月５日（金）「カレーの香りじゃない」 |
40も半ばを過ぎてから、口がとみに臭くなりました。 もともと歯周病持ちなのですが、これに加齢臭が加わったようです。 いろいろ工夫しているのですが、なかなか改善されません。
妻 「ちょっとお、口臭いよ？」
私 「あ、やっぱり？ わかってるんだけど直らなくてさあ・・・」
娘 「よくぞ言ってくれました！」 ＜本当にそう言った。
何を言ってるんだまのちゃん。
娘 「言わなかったけど、前から臭いと思ってたんだよねー」
うああ。 愛する娘にも臭いと思われていたのか。
・・・・それはそれでショックなのですが、それよりも驚いたのは、他人の口臭というデリケートな問題について、「直接言いにくい」というデリカシーが娘の中で培われていたということです。 普段、チビッコのくせに、上から目線で親に指示するくせに、これはどうしたことか。 そんな「遠慮」をどこで学んできたのでしょうか。
娘の成長は、父親としては喜ばしい限りです。
私 「まのちゃんだってたまに口が臭いんだよ？」
娘 「ひっどーい」
一方で大人げない父親でした。 成長、止まってます ＞俺。 TOPへ
| ２０１０年３月１４日（日）「財布に胴体をはさめ」 |
セールスや交渉術における「ドア・イン・ザ・フェイス」テクニックをご存知でしょうか。 最初に過大な要求をして双方ともに妥協しているように思わせながら、実は本来の要求を通してしまうという交渉術です。 開いた扉にまず顔を突っ込んでしまう、訪問販売の手法からきたネーミングだとか。
逆に、小さな要求を通して、だんだん要求内容を大きくしていく「フット・イン・ザ・ドア」というテクニックもあります。 開いた瞬間、まず足を扉にはさんで閉まらなくしてしまうということですね。
あれが欲しいこれが欲しいと「ドア・イン・ザ・フェイス」が得意な愛娘・まのちゃん（過去の拙日記）ですが、彼女の場合の交渉術をみてみましょう。
娘 「『おかあさんといっしょ』のＤＶＤが欲しいの〜」
最近、本来は卒業したはずの「おかあさんといっしょ」に夢中なまのちゃん。
私 「だめだだめだ。何枚も持ってるじゃないか」
娘 「新しいのが欲しいんだよお」
私 「それに高いんだよ。４０分以下で4000円ぐらいするんだぜ。国民から受信料取ってるくせにＮＨＫはボッタクリ（以下略）」
娘 「え〜、いいでしょ〜」
私 「そんな高いもん、何も理由がないと買えないよ」
妻 「あれ、ホワイトデーじゃない？ 今日って」
私 「あ。そうか・・・」
そういえば、まのちゃんからチョコをもらいました。
私 「わかった。買ってあげようね」
娘 「ほんと？」
私 「ほんとほんと」
娘 「やったー！」
私 「じゃあ、ＣＤ屋行こうか」
娘 「２枚買っていいんでしょ？」
私 「あほ」
まさにフット・イン・ザ・ドア。 いや、最初から大きな要求なので、ボディ・イン・ザ・ドアですな。 腹が大きいのはパパだけで十分なんだが。 TOPへ
| ２０１０年３月２１日（日）「夜のリマインド」 |
私 「さ、まのちゃん、寝るよー」
娘 「はーい」
私 「布団に入ってー」
娘 「抱っこ抱っこ」
私 「はいはい」
私 「じゃ、おやすみー」
娘 「おやすみー」
娘 「ぶはははははははは」
私 「な、なんだ。どうした」
娘 「どうもしないよー」
私 「いま、大きな声で笑っただろ」
娘 「思い出し笑い」
思い出し笑いで爆笑って。 TOPへ
| ２０１０年３月２８日（日）「ストロベリー・ハンティング」 |
秩父へ一泊の温泉旅行に行き、イチゴ狩りをしてきました。
愛娘・まのちゃんはもとより、実は私も奥さんも人生初のイチゴ狩りです。 だからどういうものかよく知らないのですが、赤い液体をたらしながら草むらから襲いかかってくる凶悪なイチゴを猟銃で次から次へと撃ち落とす命がけのグレート・ハンティングですよね？ 違いました？
さて申し込みをすると、渡されたのは弾丸を装填済みの散弾銃です。 どうやら最近の散弾銃は樹脂製のペコペコのトレイのような外観になったようです。 これは散弾銃なの。 散弾銃だってば。
そして温室に入ると、今宵のイチゴは血に飢えていないのか襲って来ずにおとなしいものです。 そこで、こちらからしかけることにしました。 イチゴ畑の「うね」の葉に隠れ潜むイチゴを探し当て、プチプチプチプチパクパクパクパク。 ほら、まのちゃんも、もっとお食べ。
しかし、そこにはぐったりと肩を落とし、のろのろとイチゴをつまむ愛娘の姿が。 実は、狩りの直前に奥さんにちょっとしたことで怒られ（寒い寒いと言いつつ上着のファスナーを下ろすとかそういうことで）、ぐすぐすと泣きながら食べていたのでした。 甘いはずの人生初のイチゴ狩り、まのちゃんには、ちょっとしょっぱい初体験だったようです。
≪グレート・ハンティング中≫
２０個以上食べてましたけどね。 TOPへ
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