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2011年6月30日（木）「妻が逝去しました」

　６月２５日、病で愛妻が亡くなりました。　３０日に、無事に葬儀を終え、天に送ることができました。
　読者の皆さんとはサイト上だけでのお付き合いでありましたが、生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせ申し上げます。


　当サイトには、愛妻との思い出がいっぱい記してあり、姉妹サイトの「育児日記」にも、多々、愛妻が登場します。　正直、今は見るのがつらいですし、何よりも、娘との二人だけの生活を確立するのに今は手一杯で、サントラどころではありません。

　よって、当サイトおよび育児日記は無期限で更新を中断します。　実は育児日記では書きためていた文章もあるのですが、これも奥さんが登場しますし、今はそんな気分になれません（しかし家内との思い出でもありますし、少し落ち着いたら、こそっとアップだけするかもしれませんが）。　

　それでは皆様、またいつか。


　　　2011年７月３日　管理人ＦＵＮＡ記

※本件についてメールをいただいてもおそらく返信はできないと思います。悪しからずご了承ください。

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2011年5月13日（金）「ユッケある追跡」

　復活したといいつつ４月はほとんど更新できず。　連休が更新のチャンスだったのですが、小旅行に実家詣でと、けっこう忙しいＧＷで、それもかなわず・・・。

　その連休の〆に、韓国料理に行ってきました。　奥さんの「サムゲタンなるものが食べてみたい」との要望に応じたものですが、実は我が夫婦、焼き肉以外の韓国料理はほぼ初体験でして、注文時もこそこそと実にあやしい。


私　「サムゲタンって辛くないのかな？」
妻　「まのちゃん（愛娘）、食べられるよね？」
私　「チヂミは？これも辛いのかな？」
妻　「大丈夫そうだよこれ」
私　「プルコギは、甘い味付けってかいてあるから、まのちゃんはこれがメインでいいんじゃないか」
妻　「トッポキって聞いたことある！」
私　「あ、俺も。なんだろこれ」
妻　「頼んでみる？」
私　「なんだかわかんないけど頼んでみよう」


　クルマで来ているので飲めない私は、さっさとご飯物もいただくことにしました。


私　「あと、石焼きビビンバください。ユッケのせて」
妻　「あ、ユッケのせるんだ」


　ああ、そういえば、いま巷で話題のユッケショック。　　確かに一瞬、ためらわれるのですが、まあ、石鍋でよく焼けば大丈夫でしょう。

　さて石鍋でぐらぐらとたぎった熱々のサムゲタン、日本のすき焼きのような味わいだけどやっぱり激熱のプルコギ。　それに初めて知ったけどトッポキって餅だったんだね。　唐辛子をからめた激辛韓国餅を食べれば、Ｋ−ＰＯＰのビデオが騒がしく響く江古田のヌル○ジは阿鼻叫喚。　しかしこの韓国料理店は大変おいしく、満足した夕餉でした。


　問題は、その夜。


　いささか、胃がムカムカします。


私　「ちょっと気持ち悪い」
妻　「ええ？ユッケ？」
私　「いや、石鍋でよく焼いた」
妻　「赤いとこ残ってたよ？」
私　「そりゃそうだけど・・・」


　確かに大食いの私があの程度の量でどうなるもんでもないし、酒も一滴も飲んでない。　他に何を摂取したか、何か変わったことがなかったか必死で記憶を追跡します。　あのお店は清潔だったし、トッピングのユッケも無駄に激安じゃなかったし、いくらなんでも大丈夫だろう。　でも。　しかし。　まさか。　えーっっ？


妻　「食べ過ぎじゃないの？」


　あまりに激辛なので奥さんがほとんど手をつけなかったトッポキを、ほぼ一人で完食したのが原因と判明。　いや、餅だからね。　そりゃね。　大根おろし食えってなもんですよ。 TOPへ

■管理人から一枚 （index）／ 気になるサントラをランダムにご紹介 True Grit トゥルー・グリット（Amazonにリンク） ジョン・ウェインが初のオスカーに輝いた名作「勇気ある追跡」（サントラは既に紹介済み）を、なぜかコーエン兄弟がリメイク。あの牧歌的なウエスタンをなぜにブラックユーモア兄弟が・・・。アカデミーにやたらノミネートされてましたが。音楽はコーエン一座の座付音楽家カーター・バーウェル。

HINEMOSU LOOKING BACK 当サイトで過去の同時期に紹介したサントラをランダムに掘り返します。 7年前の5月に紹介したのは・・・ イエローストーン 　（当サイト記事にリンク） ・・・アメリカのイエローストーン国立公園を撮影したアイマックス・シアター用ドキュメンタリー短編のサントラ。　音楽はビル・コンティで、これはコンティの自主製作盤。なかなかよく歌っていて曲はいいのですが、サントラ盤化に興味のないコンティにしては、こういうアルバムは自分で出すのな。

2011年4月15日（金）『遺留捜査』

　「相棒」、「警視庁捜査一課９係」、「臨場」でローテしている、テレビ朝日水曜９時の東映刑事ドラマ枠。　先の水曜日からはこのラインナップに新顔、「遺留捜査」がくわわりました。　なかなか面白いです。

　まず目の付けどころ。　主人公（上川隆也）は警視庁捜査一課科学捜査係所属。　予告ＣＭでは「科学捜査」というフレコミだったので、またＣＳＩのヘタなエピゴーネンかと思っていたのですが、現場の遺留品の鑑定順序を決める係だそうで、いわゆる鑑識とは違ってその前さばきをする役目だそうな。　実際の捜査一課科学捜査係（実在する組織です）の仕事が本当にそうなのか知りませんが、こういうマイナーな役回りを設定したのはうまいですね。

　「真実は、遺留品の声を聞くことでわかる」みたいなセリフもあって、これは、「死体の声を聞く」（検視官もの）、「証拠に聞く」（ＣＳＩなど鑑識もの）にならったのもあるでしょうけど、一頃２時間ドラマで流行った「遺品整理屋」ドラマにインスパイアされたのでしょうか。

　で、この科学捜査係員は、自分の役目に専念すればいいものを、捜査員の誰も気にしないことを気にしだして捜査に首をつっこみ、当然、捜査係長（佐野史郎）はじめ捜査員と対立します。　でも、とぼけた表情で「気になりませんか？」と問いかけて食い下がり、事件を解決に導く。　クライマックスで「私に３分時間をください」というのが、先の「気になりませんか？」と共に決めゼリフに設定してあるようで、どうやらこれは「相棒」の遺留品捜査版を意識しているようです。　たとえば、第一話のあらすじを見てください。


　深夜の自宅で、練習中とおぼしき時にピアノの前で殺されたピアニスト。　一方的に婚約破棄を通告されたヴァイオリニストの女に捜査陣の関心が向く中、ピアノの上のＩＣレコーダーに録音された曲と、ピアノに残された譜面が、よく似ているが実は違う曲に気づいた主人公が、ひとり独自の捜査を始める・・・


　この事件の端緒ってさ、杉下右京が目をつけてもぜんぜんおかしくないもんね。

　ま、脚本は、まだちょっと冗長な感じがして、もう少し中身を詰めてもいいとは思いますが、けっこう楽しみにできそうなシリーズです。　しかし最近の東映って上手だなあ刑事ドラマ。


　ところで、佐野史郎はＴＢＳの「ハンチョウ」（先日からシーズン４開始）で以前に管理官やってましたね。　あと、ヒロイン刑事役の貫地谷しほり（「龍馬伝」の佐那）は、同じテレ朝の「刑事部屋」で鑑識係やってたんだから、そんなに科学捜査係を邪険にせんでもいーだろー。　同じ東映だし、「以前に所轄で鑑識係をしていた」という裏設定って、ダメ？ TOPへ

2011年4月13日（水）「桜を仕分け」

　石原都知事の「花見自粛」発言に、レンホーがゆるーく噛みついてましたが、レンホーさんが桜を「仕分け」したらどうなるんでしょうか。


蓮　「１年間で一週間しか咲かない花にどれだけの意味があるんですか？」
蓮　「経済効果は花見シーズンしかないじゃないですか？」
蓮　「開花シーズンの一週間以外は、遊んでいるだけじゃないんですか？」
蓮　「何か収穫できるんですか？梅の実がとれますか？松ヤニはとれますか？」
蓮　「桜湯ですか・・・桜湯である理由は何があるんでしょうか？こぶ茶じゃダメなんでしょうか？」

蓮　「桜は仕分け対象とします。半分は松に植え替えてください」


　ま、これぐらいは言ってくれないと。　叩かれすぎて、この人最近面白くねえから。

（都知事選についても↓でひとくさり。　政治ネタなのでトップには置きません。　興味のある方のみどうぞ） TOPへ

2011年4月13日その2（水）「イシハラというハードル」

　（政治ネタなのでトップに出さず、ここでこっそり更新）


　都知事選は下馬評どおり石原でしたね。　ネットで「反石原」を検索すると良くも悪くも面白い記事が並んでます。　正直、私は、熱狂的石原支持派も熱狂的反石原派も、本能的に「キモチワルイ」と思ってしまうので、どちらにも共感できないのですが。

　ただ、不思議なのは、「反石原」の人は誰に投票したかなんですよね。　「反」の票が割れたために結局石原に決まったのは戦前の予想通りで、今さら私がどうこう言うことではないのですが、「単なるアンチ」って、やっぱり力ないですよね。

　私は「当事者のクセに対案なしの単なる反対」という人々は無価値だと思ってるので（社会人２５年やってりゃ普通そう考えるでしょ）、反石原の人たちが誰に入れたか、非常に興味があります。

　実は、私は、もうオントシ７８のこの人は不支持でした。　でも、有効な対抗馬である二人、つまりパフォーマンス以外に功績の印象がうすい東国原、労働基準監督署の注意がたびたび入る限りなくブラックに近い企業の経営者ワタミは、私は石原以上に支持できないので、個人的にはけっこう困ってしまったのです。　かと言って、当選は絶対しないであろう共産党とかドクターとかマックに「批判票」というのも、単なる自己満足に堕す気がしてイヤだったし。

　そんなわけで、今回は、都知事選で初めて逃げました。　ええ、棄権です。　今回は他の都民の皆さんにおまかせしました。　なので、結果に文句は申しません。


　それにしても、東とワタミを候補者として眺めていたら、いや石原って人は、ずいぶんと都知事のハードルを上げたなあ、としみじみ感心しました。　石原は、国の動きが鈍かったら都が動く、都から国を変える、もっと言えば、都と国はほとんど対等だ、ということを発信しつづけました。　首都の首長が、他の自治体のそれに比べ特別な位置づけにあることは昔から感じていることですが、それを言葉として発言し、実際に行動に移したことで（その行動の功罪はどうあれ）、それだけの重要なポジションであることを明示的に認識させてしまいました。　都民も、国民も、なんとなくそれに慣れてしまった。

　そんなところに、農林水産大臣が来たら直立不動になってしまった元芸人、政治に色気を出したものの実力未知数のワンマン経営者では、どうしても役者不足という気がしてしまいます。

　そう考えると、ポスト石原は、国政の要職を経験してそれなりの実績をあげ、政府要人に対しても「クン」呼ばわりするような人でないと、なかなか無理ではないか。　そんな意味で、良くも悪くも、この人は都知事のハードルを上げたなあと思ってしまうわけです。　４年後、候補として誰を立てるか、自民も民主も（民主が４年後にも存在しているか甚だ心もとないですが）今から育成していかないと間に合わない気がしますね。 TOPへ

2011年4月9日（土）「セルフ不謹慎」

　木曜日の深夜には強烈な余震もありましたが、いつまでも休むのもなんなので、ぼちぼちサイトを再開しようかと思います。

　ちなみに、「自粛」していたわけではありません。　「やる気が出なかった」だけのこと。　親戚に被災者がいた者の、気分の問題です。


　しかし、自粛自粛でうるさい昨今ですね。　このままでは経済が停滞してしまうじゃないですか。　花見は自粛しないで、ぜひ日本酒のんでくれ、と、東北の蔵元がメッセージしていましたが、被災地以外の経済を順調に回し、景気を支えるのが一番の支援です。　募金という直接的な支援もいいですけど、飲み食いかつ、遊ぶなりなんなり平素の活動を粛々とつづけましょう。

　だいたい、自粛だの不謹慎だのと他人に言う人ってのはうっとうしい。　別に本人が自粛するのはちっともかまわないが（私もそうだったし）、強要するのはお門違いってもんでしょう。

　どこぞの老人都知事も花見は不謹慎みたいなことを言ってたらしいですが、経済活動を回すことに無頓着な行政のトップってのもどうかと思いますね。　警備に割く人員がもったいない、と言うならわかるのですけどね。

　ネットを見てると、普通に宴会したり出かけたり、友人の誕生日おめでとうとかのツイートに対しても不謹慎とか言う人がいるらしいですが、被災者を笑い者にするとかではなく、単に平素の活動をするのに不謹慎もなにもないもんだ。


　だいたい、他人に不謹慎だなんだって言う人ってのは、他者を上から目線で攻撃するために被災地をダシに使ってるわけで、おまえが一番不謹慎だよ、と言ってやりたくなります。　 TOPへ

■管理人から一枚 （index）／ 気になるサントラをランダムにご紹介 素晴らしきヒコーキ野郎 （Amazonにリンク） 最近ぜんぜん情報をチェックしていないので、出てるなんて知らなかったわい・・・。

HINEMOSU LOOKING BACK 当サイトで過去の同時期に紹介したサントラをランダムに掘り返します。 12年前の4月に紹介したのは・・・ 交響組曲 ウルトラマンＧ（グレート） 　（当サイト記事にリンク） ・・・オッサンの私にとっちゃ「第三期」以降のウルトラなので「新しい」ウルトラであるのですが、1990年の作品だから、今の２０代の人から見ればけっこう古い作品ですね。当たり前っちゃ当たり前なんですが、時は経ったなあ・・・。

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